壊れた涙のはてには何があるんだろう・・。
。。。。
たぶん、崖がある。
たぶん、行き着いたはてというか、
今は駆け抜けて、、いや、もっと簡単にいえば必死になって走っているんだ。
死に物狂いで。。
追われているのは何だか分からない。
でも、何とか駆けている。
どんどん山がちに。。いや、それさえもわからない。
とにかく進んでいる。駆けている。
脚がもつれそうになるが、それでも駆けている。
森が多くなり、その合間を走っている。
まだ、山道だが一応舗装されている。
でも、この先は何があるんだろう。
たぶん、山道となっていくんだろう。
山道の先に、森が抜ける道がある。
丁度、ぱぁぁぁっと明るくなっているところに進んでいくんだ。
その先はきっと、崖。 
そう、先には道が無い。
道と思っていたら、何にも無い所をとにかく闇雲に走っている。
で、落ちていく。
そのまま、自由落下で落ちていく。
その下は、たぶん、岩場。
岩場に叩きつけられて死ぬんだ。
どうあがいても、岩場だから助からない。
海に近ければいいけど、そんな好都合は存在しない。
岩場に叩きつけられるまでの間、俺は回り灯篭のように色々な過去の状況を
思い出すんだろう。
楽しい事、苦しい事、変な事に、一生懸命だった事。
色々と思い出しながら、死に近づいていくんだろう。
その時の局は、多分優しい局。
でも、結局途中で終るんだろうな。
で、叩きつけられて、空を見上げて終わりなんだろうな。
「ああ、こんなに空は青かったんだってね。」
丁度、精神破壊もこんな風だろうな。